【十干のバランス調整法⑨】壬
【壬】は水の陽で「流動」
大河や海など、
「ダイナミックに流れる水」。

絶えず動き続ける水なので
日干壬の人はずっと同じところにいるのは苦手で、
常に新しいものを求め続ける自由人かも。
壬にとってどんな環境が快適かは、
河を滞りなくスムーズに流すために
必要なものを考えるといいかもしれません。
土との関係

水にとって土はノルマ。
自分自身を制御、コントロールしてくる存在。
特に戊は大きい土=山なので、
水にとってはダムのように、
流れを制御してくるものです。
壬はこの土によってある程度制御されたほうが、
持ち味を発揮しやすい。
制御されない壬は鉄砲水のように
水が勢いよく流れっぱなしになっているイメージ。
そういう壬を持つ人は、アイデアがどんどんわくけど
それによって周りを振り回す感じかも。
また、土は土でも湿土(己、丑、未)だと
水が濁る=知性が濁る。
もともとクールな気の水の中でも
壬の人は大胆な戦略家なイメージなんだけど、
そこに湿土が加わると
腹黒いお代官様みたいな感じなのかな~
木との関係

木(甲、寅)も戊と同じく、
水の流れを制御してくれるものです。
いい感じに制御された水は
河がスムーズに気持ちよく流れるように
知性を役立てながら世の中を渡っていけるでしょう。
ただ、草花(乙、卯)は
いくらあっても流れを制御する力にはなりません。
そして草花にとっても
壬の水は大きすぎるので不要。
火との関係
水と火と言えば「水火激冲」だけど、
壬と丙の関係は
海に太陽の光がキラキラと反射して
「五行の世界で最も美しい風景」
と言われています。

水火激冲というのは
水が火を完全に消してしまう(そして相手が強い分水も疲れる)ことから
天敵同士、という意味で言われるようになったそうだけど
太陽と海だったら決して交わることがないので
この組み合わせはお互いの良さを引き出し合える。
日干壬で丙を同時に持っている人は
その知性を丙の明るさでキラキラと輝かせ、
人々を喜ばせるために使えるのかも~。
金との関係

金は岩石のメタファーでもあります。
金が水を生み出すというのは、
写真の岩清水のように
岩のすきまから水が流れ出てくるような感じ。
壬はもともと勢いのある水なので、
水源である金が多すぎると
水がどんどん生み出されて
河が氾濫してしまうかも。
その場合は思考が止まらないとか、
自らの策に溺れるとか
新しいアイデアをどんどん発表して
周りを振り回しまくるとか
良くも悪くもそんな感じになりやすいかと。
そういうときこそ、戊や甲で
河の流れをある程度制御してあげるといいんですね。
ちなみに通変星だと、
日干庚と癸、日干辛と壬で
傷官が出てくるんだけど
こういう傷官は「金水傷官」といって
傷官の中でも特に頭の回転が早いそうです。
今までなんでだろーと思ってたけど
水源である金が水を生むことで
水(=知性)の勢いが増すからなのか、と納得◎


