【十干のバランス調整法⑩】癸
【癸】は水の陰で「暗流」
雨、霧、露、水たまり、飲料水など
「流れない小さな水」。

壬のように大きな流れではなく、
静かに降り注ぐ雨。
一粒ひとつぶが小さいので
十干の中で最もパワーが弱いと言われていますが、
「雨だれ石を穿つ」という言葉もあるように
時間をかけてこつこつと
何かを達成していく力を秘めています。
雨なので、繊細さや優しさも特徴のひとつ。
土との関係

水にとって土はノルマ。
自分自身を制御、コントロールしてくる存在。
特に戊は大きい土=山なので、
水にとってはダムのように、
流れを制御してくるものです。
壬は土(戊)や甲によってコントロールされたほうが
持ち味を発揮しやすいんだけど、
癸にはそういうコントロールは不要。
癸はあくまで静かな小さい水なので、
土があるとすぐ吸収されちゃうんですね。
また、土の中でも湿土(己、丑、未)だと
水が濁る=知性が濁る、ということで
悪知恵になったり、策略家っぽくなりやすいそう。
この、水+土で「水が濁る」っていうメタファー、
最初知ったときなるほど!って
ちょっと感動しました。
こんなふうに柔軟に、
ウィットにとんだ解釈していきたいなぁ。
木との関係

草木(甲、乙、寅、卯)があれば
癸は恵みの雨になります。
水にとって木はアピールなので
水という知性を使って自己表現したり、
作品に昇華させていくイメージ。
ただ、草木が多すぎると
自分自身である水が吸収されつくして
カラカラに乾き、しんどいでしょうね~
アピールは自分から漏れ出すもの=子ども
という見方もできるので
木が強い癸の人は子どもや作品作りに
人生を捧げる、という感じにもなるかも。
逆に水が強すぎると、
草木を腐らせてしまったりね~~
バランスが難しいですね!
火との関係
また、火(丙、丁)とのバランスも
みるべきところ。
水と火と言えば「水火激冲」ですが、
草木(甲、乙、寅、卯)があれば、
癸が育てた草木が丁(焚き火)の燃料になり、
明るく暖かい風景になります。

水にとって火はチャレンジなので、
自らの知性を使って社会貢献し、
人々の心に明かりを灯すような感じ。
水は冷たい気なので、
適度に火があれば温かみのある風景に。
でもこれが丙だったら、
火力が強すぎて癸の手には負えず、
カラカラに干からびちゃう感じ~~

ヒィーー
金との関係
もし火が強すぎて
水が干からびてる感じだったら、
水源となる金を足して
水量を増やしましょう◎
金は水にとってサポートなので、
水を生み出してくれます~

金は岩石のメタファーでもあります。
金が水を生み出すというのは、
写真の岩清水のように
岩のすきまから水が流れ出てくるような感じ。
火が多い場合は、
火が金を溶かすために
エネルギーを使って減ってくれるという
いいところも◎
逆に、火がなくて
金がたくさんある癸だったら、
合理性に裏打ちされた知性の持ち主で
かなりの切れ者。
ただ、やや明るさや華やかさに欠け、
表情も一定で何を考えてるか
分かりにくい感じになるかも。
一定のリズムで淡々と降り続ける
雨という感じですね。


