【十干のバランス調整法②】乙
【乙】は木の陰で「曲」
くねくね曲がりながら伸びる
可愛らしい草花です。

花が美しく育つためには、甲と同じく
太陽(丙、巳)
土壌(己、丑、未)
癸(癸、子)が必要。
寅か卯が日柱か月柱にあれば、
立派な根が生えてたくましくなります。
土との関係

木にとって土はチャレンジ。
草花を生み出す土壌なんですが、
草花が生えるときに地面を割り、養分も吸うので
剋する関係と見ます。
甲のところでも書いたように、
土にはいろいろな種類があって
燥土、湿土のほかに
どの季節の土かによっても
異なる性質になります。
己、丑、未は湿土
湿り気があるのでやわらかく、
草花でも剋せる(=よく生えることができる)
それに対して戊、辰、戌は燥土
水気を含まない、固い岩盤のような土なので
そのままでは草花が生えるのは難しいのです。
また、丑は湿土だけど冬の土なので
冷たく凍っていて、これまた草花が生えるのには
向いていません。
なので甲と同じく、
乙をたっぷり茂らせてくれる土壌は
己だけということになります。
乙の性質は「曲」。
豊かに生い茂った草花は
どんな人や環境にも適応できる柔軟性を持ち、
人々の間に入って活躍する調停役に向いています。
ただ、乙が自力で花を咲かせるのは
条件が厳しいので難しいです。
なので、足りない五行を補う行動を取り入れるか
それこそ乙の性質を発揮して
自分が欲しい要素を持つ人と手を組むとよいです。
むしろ乙の誰にでも合わせられる柔軟性は、
そのために備わっているのかもしれません。
火との関係

火は木にとってアピール。
アピールは自分の感情表現をあらわすので、
日干木の人は基本的に明るく、
温かみを持って人と接します。
特に丙や巳があれば、
すくすく育つのに不可欠な日光を
自分の中に持っている
=明るく、仲間意識の強い人になりやすいですね。
(乙はもともと集団で輝く星)
ただ、火が多すぎるとお花が乾燥して
カッサカサなドライフラワーのようになるかも。
その場合は自分の感情に振り回され
(かつ、周りも振り回しながら)
心が不安定になってしまいやすいので
自覚がある場合は、
まず金で火を逃がし、
その上で水を足して潤いを足しましょう。
金との関係

木にとって金はノルマ。
甲は自分の枝を整えるために
庚があったほうが嬉しいのですが、
乙は繊細な草花なので
鎌でばさばさ切りまくられるのは好みません。
辛とかがあれば、
フラワーアレンジメントのように
いらない葉っぱをちょきんと切ってくれるので
美意識が高く、可憐な雰囲気に磨きがかかるかも。
ただ乙にとって金はあくまでノルマなので、
日干乙で金が多い人は
組織の中で責め立てられていると感じやすかったり
何かと苦労が多いかも。
その場合は甲のときと同じく、
まず水を使って金の力を逃がし、
その上で木を補います。
これは「通関神」という方法で、
金が多いからといきなり火を用いると
反発して爆発してしまうので、
仲介星を使って力を逃がす、という考え方ですね。
水との関係

木にとって水はサポート。
印星にあたるので、
木の人はもともと知識欲が旺盛です。
日干乙で
癸か子がひとつあれば
恵みの雨が降り注いで
お花が咲きやすい条件が一つ揃います。
水が多すぎてしまうと、
木がプカプカ浮いて
浮き草のように流されていってしまいます。
つまり、知識偏重の頭でっかちさんになるって感じですね。
また、サポートは親や目上の人もあらわすので
親や上司の言いなりになって
流されがちな人生になるかも。
これらに自覚があってしんどい人は、
木を増やして水を吸い、
さらに土でせき止めてあげましょう。
自分の中の好奇心や向上心を大事にして、
地に足を着け、自分軸を強くする、って感じですね。
でもなんか最近は水耕栽培で
水だけで育つ植物もあるみたいなので
水ばかりの命式でもそれはそれで
いつまでも人々の目を楽しませ、
愛されて生きるというのもありかも。
水が多いと甲も乙も根腐れしやすい
(=自分軸を見失いやすい、落ち込みやすい)
ので、そこだけ注意!


